

私は滅多にストロボを使用しないが、
レフ板では調整できない配光を要求される場合もある。
そこで登場するのがこのデフューズストロボだ。
まずグリップストロボを三脚に固定し、
かさキャッチで半透明の傘も三脚に固定する。
夜の撮影なのでW12相当の色温度変更フィルターを装着。
半透明の傘は105円、ダイソーで売っている。
それ以外で見かけるのは唯一デイリーヤマザキだが、
こちらは500円くらいしたと思う。
市販されているストロボ用のアンブレラは反射式ばかりだ。
近頃なぜかデフューズアンブレラを見かけない。
その理由として考えられることはおそらく光漏れだろう。
デフューズアンブレラを使う場合、
セッティングが悪いとアンブレラの外から光が漏れるので、
アンブレラとストロボの距離や照射角に注意する必要がある。
アンブレラレフよりもデフューズアンブレラのほうが、
ライトデュスクをより被写体に寄せることが出来るので、
距離が近ければデフューズ効果はかなり高い。
因みに突然の悪天候時には傘として使える。
これはアンブレラレフも同じだが、
105円の傘には持ち手が付いているので使いやすい。
またストロボについてもグリップストロボで充分である。
モノブロックストロボのほうが良いと思っている人は多いが、
100~200wsのモノブロックストロボでもGNは40程度である。
しかもスタジオ等で持込機材の為にコンセントを使用すると、
電力使用料を請求されるケースもあり、
乾電池で動くグリップストロボは何かと便利だ。
グリップストロボは既に生産終了しているようだが、
中古が3,000円程度でまだまだ狙えるだろう。
35mm相当でGN40程度ならクリップオンストロボでも良い。
前置きが長くなったが簡単に作例を紹介しよう。
まずはストロボ無しの状態。

この状況ではどう頑張ってもこれが限界である。
次にデフューズ無し(ポン炊き)の直接光を照射。

ストロボの発光量を減らしても良かったのだが、
それにしても影がきつく不自然である。
そして下写真がデフューズストロボ光。

影が柔らかく自然な感じで、
直接光よりも遠くまで均一に光が廻る。



Nikon D80
2007/11/08 21:13:07.3
レンズ: 17-35mm F/2.8-4 D
焦点距離: 17mm
露出モード: マニュアル
測光モード: スポット測光
30 秒 - F/4
露出補正: 0 EV
感度: ISO 100
仕上がり設定: より鮮やかに
ホワイトバランス: 電球 +3
その他: HGP-3LG + PH-G4 使用
ロケ地: 西宮市 薬業鳴尾浜スポーツセンター裏



Nikon D80
2007/11/08 20:15:58.6
レンズ: 17-35mm F/2.8-4 D
焦点距離: 17mm
露出モード: マニュアル
測光モード: スポット測光
30 秒 - F/4
露出補正: 0 EV
感度: ISO 100
仕上がり設定: より鮮やかに
ホワイトバランス: 電球
その他: HGP-3LG + PH-G4 使用
ロケ地: 大阪府泉大津市 阪神高速4号湾岸線 泉大津PA 11F


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