カメラマンの覚え書き
個人的な撮影技術の公開
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より最適なサムネイルサイズを計算する
写真の圧縮によく用いられるJPEGは、
8×8の64ピクセルごとに圧縮される。
故にサムネイルのサイズも8で割り切れるのが理想的だ。

しかし、縦や横のどちらかを8の倍数にすると、
もう片方は8の倍数でなくなる場合がある。
かと言ってアスペクト比を維持したいのは写真家の性分である。

因みに8で割り切れない場合は、
余りが7に近いほうが圧縮効率は良いと言われている。
本当にそうなのか念のために実験してみた。

試しに白と黒のピクセルを市松模様に並べ、
1×8~8×8ピクセルの8つの画像をJPEG圧縮し、
8ピクセルあたりの容量を計算したものが下のグラフである。

拡大しません

確かに8で割り切れない場合は余りが7に近いほうが効率は良い。
しかしながら縦と横の相関関係を考えると、
最適なサイズを導き出すのは少し大変な作業である。

そこで圧縮効率の目安を一覧で表示するため、
理想的なサムネイルサイズを計算するスクリプトを作ってみた。

Thumbnail Size Optimizer
Thumbnail Size Optimizer を開く


今まで探しても見付からなかったので、
大して需要は無いと思われるが、
Excel などを使い計算していた私にとっては非常に便利である。
JPEG圧縮「100」は劣化しない訳ではない
当然のことであるが一応書いておこうと思う。

画像縮小ソフトやレタッチソフトからJPEGを出力するさいに、
圧縮率を指定する項目がある。
この値を100にすると劣化しないと思っている方をたまに見かける。

拡大する
上のような24bitの画像をフォトショップから100でJPEG出力し、
差の絶対値でもとの画像と重ね、
コントラストを128倍に上げたものが下の画像である。
拡大する
全く劣化していなければ全てのピクセルは黒いはずであるが、
実際には黒くないピクセルが存在し、
もとの画像とは異なっていることが分かる。

試しに「縮小専用」というフリーウエアを使い、
もとの画像から100でJPEG圧縮したものを、
同じように処理したものが下の画像である。
拡大する
同じ100で圧縮した訳であるが、
ファイルサイズもやや小さく、
フォトショップの100に比べ更に劣化していることが分かる。

そもそもJPEG圧縮とは、
劣化させることによりファイルサイズを小さくする技術であり、
上記の結果は当然である。

また、JPEG圧縮の「100」や「100%」という値は、
ソフトウエアの開発者が独自に最小と決めた圧縮率であり、
各ソフト間において共通の絶対的な値でもない。
スポーツタイヤ
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Nikon D80
2008/09/05 00:52:58.8
レンズ: 12-24mm F/4 G
焦点距離: 12mm
露出モード: マニュアル
測光モード: スポット測光
30 秒 - F/5.6(ポジションランプ約0.5秒点灯)
露出補正: 0 EV
感度: ISO 100
仕上がり設定: 標準
ホワイトバランス: 蛍光灯
その他: 三脚HG-421使用
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