
今回は商品撮影のライティングについて書こうと思う。
私が主に使用するのは下写真のような500Wの投光器である。

照明は大抵の場合これ1灯でライティングする。
グリルの影が写り込む場合があるので、
上写真のようにグリルを取り外して使用することが多い。
私が主に使用するのは下写真のような500Wの投光器である。

照明は大抵の場合これ1灯でライティングする。
グリルの影が写り込む場合があるので、
上写真のようにグリルを取り外して使用することが多い。
勿論500Wのレフランプでも構わないが、
価格と寿命の面からハロゲン投光器を使用することが多い。
因みにハロゲンバルブの寿命はレフランプの約20倍である。
撮影は白い壁が最低1枚と白い天井のある遮光室で行い、
投光器は被写体を照らさず反対側に向け、
白い壁と天井の両方を照らすよう斜め上を向くようにする。

逆光気味で撮影したい場合は、

上図のように投光器の角度を変更し、
順光気味で撮影したい場合は、

上図のように投光器の角度を変えれば良い。
おっくんのサイトで紹介されているW1/4の蝶ナットを使えば、
投光器を雲台に固定することが出来て便利だろう。
カメラのホワイトバランスは「電球」モードでも良いが、
壁に僅かな色が入っている場合もあるので、
出来ればカスタムホワイトバランスの設定をお勧めする。
この方法であればレフ板やデフューザを使う必要が無いので、
照明のセッティングはかなり楽になり、
被写体のアングルなどを試す時間が増える。
そもそも、なぜレフ板やデフューザを使うのだろうか。
レフ板は主に影を薄くする働きがあり、
デフューザは主に影を柔らかくする働きがある。
ではなぜ邪魔なきつい影が出来てしまうのだろうか。
それは「点光源」を使用していることが原因である場合が多い。
被写体から見た光源の状態を「面」にすれば影は柔らかくなる。
デフューザは光を拡散させる働きをするが、
拡散させることが目的ではない。
あくまでも光源を「点」から「面」にすることが目的である。
デフューザ全体に光が行き渡るようライティングし、
被写体の近くにデフューザを配置するのはその為だ。
デフューザが遠くなると被写体から見て「点」と同じなってしまう。
こう考えた時、
壁や天井といった超巨大な「面」を使えば、
最低限の機材と時間で済むことに気付くだろう。
価格と寿命の面からハロゲン投光器を使用することが多い。
因みにハロゲンバルブの寿命はレフランプの約20倍である。
撮影は白い壁が最低1枚と白い天井のある遮光室で行い、
投光器は被写体を照らさず反対側に向け、
白い壁と天井の両方を照らすよう斜め上を向くようにする。

逆光気味で撮影したい場合は、

上図のように投光器の角度を変更し、
順光気味で撮影したい場合は、

上図のように投光器の角度を変えれば良い。
おっくんのサイトで紹介されているW1/4の蝶ナットを使えば、
投光器を雲台に固定することが出来て便利だろう。
カメラのホワイトバランスは「電球」モードでも良いが、
壁に僅かな色が入っている場合もあるので、
出来ればカスタムホワイトバランスの設定をお勧めする。
この方法であればレフ板やデフューザを使う必要が無いので、
照明のセッティングはかなり楽になり、
被写体のアングルなどを試す時間が増える。
そもそも、なぜレフ板やデフューザを使うのだろうか。
レフ板は主に影を薄くする働きがあり、
デフューザは主に影を柔らかくする働きがある。
ではなぜ邪魔なきつい影が出来てしまうのだろうか。
それは「点光源」を使用していることが原因である場合が多い。
被写体から見た光源の状態を「面」にすれば影は柔らかくなる。
デフューザは光を拡散させる働きをするが、
拡散させることが目的ではない。
あくまでも光源を「点」から「面」にすることが目的である。
デフューザ全体に光が行き渡るようライティングし、
被写体の近くにデフューザを配置するのはその為だ。
デフューザが遠くなると被写体から見て「点」と同じなってしまう。
こう考えた時、
壁や天井といった超巨大な「面」を使えば、
最低限の機材と時間で済むことに気付くだろう。


この記事へのコメント
トラックバックありがとうございます。目から鱗とは、まさにこのことでした。すんごいシンプル、わかりやすいです。
この手のハロゲンランプは、DIY用に2つ、すでに持っているので(スタンド付き500Wとスタンドなし250W)、早速試してみます。(^o^)
とっても参考になりました。
この手のハロゲンランプは、DIY用に2つ、すでに持っているので(スタンド付き500Wとスタンドなし250W)、早速試してみます。(^o^)
とっても参考になりました。
一般の方に解るものかどうか…。
2灯目で影を消すなどの方法を見かけることもありますが、
まずは美しい影(陰)を作るほうが手っ取り早いんですよ。
是非一度試してみて下さいね。
2灯目で影を消すなどの方法を見かけることもありますが、
まずは美しい影(陰)を作るほうが手っ取り早いんですよ。
是非一度試してみて下さいね。
先日はコメントありがとうございました♪
ワタシもおっくんさん同様、参考にさせていただきました!
なるほど、壁にバウンスさせるのですね~_〆ヾ( ̄(エ) ̄ メモメモ・・・
ところで、ヨネちゃんさんのサイトはとても参考になるので、ワタシのサイトからリンク貼らせていただければと思うのですが、よろしいですか?
ワタシもおっくんさん同様、参考にさせていただきました!
なるほど、壁にバウンスさせるのですね~_〆ヾ( ̄(エ) ̄ メモメモ・・・
ところで、ヨネちゃんさんのサイトはとても参考になるので、ワタシのサイトからリンク貼らせていただければと思うのですが、よろしいですか?
バウンスはストロボなどでよく用いると思いますが、
定常光でも勿論有効です。
ただし直射に比べて2段程度は暗くなりますので、
かなり明るい照明を使うと撮影が容易です。
リンク歓迎です。
きょんさんのサイトも分かりやすく参考になりましたよ。
こちらからもリンクさせて頂きました。
定常光でも勿論有効です。
ただし直射に比べて2段程度は暗くなりますので、
かなり明るい照明を使うと撮影が容易です。
リンク歓迎です。
きょんさんのサイトも分かりやすく参考になりましたよ。
こちらからもリンクさせて頂きました。
ヨネちゃんさん、リンクの件ご承諾いただきありがとうございました♪
しかも、ヨネちゃんさんからもリンクいただけて光栄です!これも何かの縁ということで、今後ともよろしくおねがいしますね。
※当方からのリンクは以下のページに掲載させていただきました。
http://camera.na-watashi.com/link/camera_photo.php
しかも、ヨネちゃんさんからもリンクいただけて光栄です!これも何かの縁ということで、今後ともよろしくおねがいしますね。
※当方からのリンクは以下のページに掲載させていただきました。
http://camera.na-watashi.com/link/camera_photo.php
リンク頂きありがとうございます。
ガチガチの写真サイトですがどうぞ宜しくお願いいたします。
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右カラム下部の MAIL FORM よりご連絡ください。
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