
下図は前回の撮影環境である。

スタジオは定休日の美容院を利用。
店の天井は決して高くない。
一般的な天井の高さである。
図を見れば分かると思うが、
天井の全域にストロボの光を当てさえすれば、
天井は低いほうが光は廻る。
ただし、光を廻したくない時は、
天井に暗幕を張るなどしなくてはならず、
これは結構大変な作業である。
一般的な撮影スタジオの天井が高いのは、
光を上手く廻すためと言う人もいるが、
実は光を廻さない為の構造である。
そもそも天井が高いと天バン出来ない。
その為スカイバンクなどの面光源が用意されており、
私はスカイバンクをフレームギリギリまで下げて使う。
光を廻したくない時はスカイバンクを使わないので、
上方向への光は高い天井へと消えていく。
この両方を容易に実現する為の構造と言える。
要するに光を廻したいなら広いスタジオは要らない。
また、スタジオを借りずに光を廻さない方法もあるので、
後日紹介出来るかと思う。

スタジオは定休日の美容院を利用。
店の天井は決して高くない。
一般的な天井の高さである。
図を見れば分かると思うが、
天井の全域にストロボの光を当てさえすれば、
天井は低いほうが光は廻る。
ただし、光を廻したくない時は、
天井に暗幕を張るなどしなくてはならず、
これは結構大変な作業である。
一般的な撮影スタジオの天井が高いのは、
光を上手く廻すためと言う人もいるが、
実は光を廻さない為の構造である。
そもそも天井が高いと天バン出来ない。
その為スカイバンクなどの面光源が用意されており、
私はスカイバンクをフレームギリギリまで下げて使う。
光を廻したくない時はスカイバンクを使わないので、
上方向への光は高い天井へと消えていく。
この両方を容易に実現する為の構造と言える。
要するに光を廻したいなら広いスタジオは要らない。
また、スタジオを借りずに光を廻さない方法もあるので、
後日紹介出来るかと思う。


この記事へのコメント
ライトの配置といい、角度といい、あとレフ版の支えに椅子使うってことも、よくわかりました。(^^)
そうか、天井バウンスといっても、真上に向けるだけじゃないんですね。
あと、天井が高い理由も光を回さないためなんですね。確かに体育館みたいな場所では天井バウンスできませんもんね。目からうろこの新発見でした。
すいません、私の質問からイラスト入りの記事まで書いていただきまして。とっても勉強になりました。感謝、感謝です。(__)
そうか、天井バウンスといっても、真上に向けるだけじゃないんですね。
あと、天井が高い理由も光を回さないためなんですね。確かに体育館みたいな場所では天井バウンスできませんもんね。目からうろこの新発見でした。
すいません、私の質問からイラスト入りの記事まで書いていただきまして。とっても勉強になりました。感謝、感謝です。(__)
レフの支えに椅子!目から鱗でした。
僕の師匠は、教えてくれませんでした(笑)
活用させていただきます。
僕の師匠は、教えてくれませんでした(笑)
活用させていただきます。
おっくんへ
その通りです。
この状態でストロボを真上に向けてもあまり効果はありませんが、
斜めにすればグラデのかかった巨大面光源の完成です。
「椅子」って書いてませんが分かっちゃいましたか。
パーマセルテープで椅子から落ちないよう貼り付けてます。
まめさんへ
いらっしゃいませ。
え~!そうなんですか?
私は結構使う手なのですけどね。
レフホルダは高価ですし椅子のほうが安定しますよ。
大抵の現場に椅子はありますから。
その通りです。
この状態でストロボを真上に向けてもあまり効果はありませんが、
斜めにすればグラデのかかった巨大面光源の完成です。
「椅子」って書いてませんが分かっちゃいましたか。
パーマセルテープで椅子から落ちないよう貼り付けてます。
まめさんへ
いらっしゃいませ。
え~!そうなんですか?
私は結構使う手なのですけどね。
レフホルダは高価ですし椅子のほうが安定しますよ。
大抵の現場に椅子はありますから。
面白いですね。
凄く勉強になりました。
手前から上バウンスで光を当てると顔の下に影が出ますから
向こうから上バウンスで光を当てレフ板で補う・・・
気がつかない作法でした。
素晴らしい・・・
凄く勉強になりました。
手前から上バウンスで光を当てると顔の下に影が出ますから
向こうから上バウンスで光を当てレフ板で補う・・・
気がつかない作法でした。
素晴らしい・・・
この場合は顔の下に影が出ないほうが良いので、
今回ようなライティングにしてみました。
この方法だとレフ板が無くても顔の下に影は出ません。
そもそも逆光はポートレートの基本ですから、
本来こういうライティングが理想的だと思っていますよ。
今回ようなライティングにしてみました。
この方法だとレフ板が無くても顔の下に影は出ません。
そもそも逆光はポートレートの基本ですから、
本来こういうライティングが理想的だと思っていますよ。
なぜシャッタースピードは1/45と
遅いのでしょうか?
遅いのでしょうか?
2009/04/19
(日) 02:57:24 | URL | MIYA #mQop/nM.[ 編集]
(日) 02:57:24 | URL | MIYA #mQop/nM.[ 編集]
ストロボを使用する場合、
私はシャッター速度を通常1/180や1/125secにします。
この場合もそれで問題ないのですが、
少々長く開けたからと言ってブレるものではありませんので、
ストロボの場合は1/180secより遅ければ、
それほど意識していないと言うのが実際のところです。
私はシャッター速度を通常1/180や1/125secにします。
この場合もそれで問題ないのですが、
少々長く開けたからと言ってブレるものではありませんので、
ストロボの場合は1/180secより遅ければ、
それほど意識していないと言うのが実際のところです。
天バン斜めって目から鱗でした。たしかに巨大な面積になりますね。
バストアップならレフ板でも可能ですが、全身の場合ですと、反対側対角線からもう1灯必要ですか? ヨネちゃんさんは、どこに置かれますか?
バストアップならレフ板でも可能ですが、全身の場合ですと、反対側対角線からもう1灯必要ですか? ヨネちゃんさんは、どこに置かれますか?
2012/09/23
(日) 15:06:09 | URL | しろうと #-[ 編集]
(日) 15:06:09 | URL | しろうと #-[ 編集]
レフ板は目にキャッチを入れる為使っていますので、全身でも足元まで光は回ります。
ただし壁も天井も白く、細長い部屋であることが実は重要です。
正方形に近い部屋の場合は両サイドに畳くらいの大きさのレフ板(発泡スチロールの板で充分)を2枚ずつ立てれば大丈夫です。
多灯にする場合は、対角からではなく、同じ場所にもう1灯設置します。
照射方向は変えても良いのですが、なるべく同じ場所に全ての光源を集めると綺麗な影が出来ます。
対角(カメラ側)から炊くと顔の下に影がきつく出ますから。
ただし壁も天井も白く、細長い部屋であることが実は重要です。
正方形に近い部屋の場合は両サイドに畳くらいの大きさのレフ板(発泡スチロールの板で充分)を2枚ずつ立てれば大丈夫です。
多灯にする場合は、対角からではなく、同じ場所にもう1灯設置します。
照射方向は変えても良いのですが、なるべく同じ場所に全ての光源を集めると綺麗な影が出来ます。
対角(カメラ側)から炊くと顔の下に影がきつく出ますから。
私も今日テストしましたが、全身でレフ板立てても顔は逆光なので黒くなります。このショップの場合、店舗なので部屋に十分な明るさがあって、左後部斜めだけの光源でも上手く光が回った感じではないのでしょうか?暗い部屋ですと、この位置からの天バンだけでは、たぶん無理だと思います。
太陽はひとつというのは私も1灯ライティングに見せられた一人なのでわかるのですが、逆光ポートレートの場合、レス板よりも日中シンクロ的なストロボ光の方が綺麗になると思いますが、間違ってますでしょうか?またカメラ側フロントではなく、被写体に対して斜めに挟むイメージで私は良いのでは?と思ってるんですけど、駄目ですかね?
太陽はひとつというのは私も1灯ライティングに見せられた一人なのでわかるのですが、逆光ポートレートの場合、レス板よりも日中シンクロ的なストロボ光の方が綺麗になると思いますが、間違ってますでしょうか?またカメラ側フロントではなく、被写体に対して斜めに挟むイメージで私は良いのでは?と思ってるんですけど、駄目ですかね?
2012/09/23
(日) 23:05:06 | URL | しろうと #-[ 編集]
(日) 23:05:06 | URL | しろうと #-[ 編集]
逆光で顔が黒くなるのは露出の問題だと思います。
マニュアル露出でなければまず無理ですよ。
マニュアルですからどんなに黒いものでも白く撮ることが出来るはずですよね。
ストロボを使う場合はスローシャッターにしても殆ど明るさは変化しないことが多いですがら、F値とISO感度が重要になります。
このお店はそれほど暗くはなかったのですが、撮影は夜でシャッターも完全に下ろしていました。
ISO200でF2.8ですと定常光の影響はありませんでした。
1/45secでもブレていません。
背景紙はグレーを使用したでしょうか?
白い背景紙だと逆光がきつくなり過ぎる場合が多いです。
グレーの背景紙が真っ白に写る露出で撮れば、顔が暗く写ることはないですよ。
マニュアル露出でなければまず無理ですよ。
マニュアルですからどんなに黒いものでも白く撮ることが出来るはずですよね。
ストロボを使う場合はスローシャッターにしても殆ど明るさは変化しないことが多いですがら、F値とISO感度が重要になります。
このお店はそれほど暗くはなかったのですが、撮影は夜でシャッターも完全に下ろしていました。
ISO200でF2.8ですと定常光の影響はありませんでした。
1/45secでもブレていません。
背景紙はグレーを使用したでしょうか?
白い背景紙だと逆光がきつくなり過ぎる場合が多いです。
グレーの背景紙が真っ白に写る露出で撮れば、顔が暗く写ることはないですよ。
さっそく、有難うございます。
そうでしたか?そのような環境では、私のテスト時とかわらないですね。。。F2.8ということは普通のスタジオ撮影って感じではないですね。もちろんマニュアルで撮ってますけど、
全身までは光が回りきりませんでしたね。
不思議です。どうしても被写体の左後方斜めからの光ですから被写体正面から見て右側が落ちてます。
そうでしたか?そのような環境では、私のテスト時とかわらないですね。。。F2.8ということは普通のスタジオ撮影って感じではないですね。もちろんマニュアルで撮ってますけど、
全身までは光が回りきりませんでしたね。
不思議です。どうしても被写体の左後方斜めからの光ですから被写体正面から見て右側が落ちてます。
2012/09/24
(月) 11:14:41 | URL | しろうと #-[ 編集]
(月) 11:14:41 | URL | しろうと #-[ 編集]
すみません、しつこくて、ひょっとしたら、内蔵ストロボを軽く発光して奥のストロボをスレーブされてるのですか?それなら理解出来ます。
2012/09/24
(月) 13:48:24 | URL | しろうと #-[ 編集]
(月) 13:48:24 | URL | しろうと #-[ 編集]
右下方向にシャドーが出れば正解です。
私の場合も右下は落ちています。
内蔵ストロボは使用していません。
ストロボや天井はフレームに入れないことと、逆光ですのでハレ切りも必要です。
ひょっとしたらその辺りでしょうかね。
私の場合も右下は落ちています。
内蔵ストロボは使用していません。
ストロボや天井はフレームに入れないことと、逆光ですのでハレ切りも必要です。
ひょっとしたらその辺りでしょうかね。
なんとかヨネさんのような写真が撮ってみたいです。逆光でのハレ切りってどこにどう入れるのでしょうか? あんな写真が撮ってみたい!!(笑)
2012/09/25
(火) 21:14:02 | URL | しろうと #-[ 編集]
(火) 21:14:02 | URL | しろうと #-[ 編集]
「ハレ切り」はファーンダーを覗いて光源側にフレームアウトしたところに通常黒いものを保持します。
この場合はストロボと天井全面が光源となりますので、
モデルとレンズの中間辺り上方に黒レフを設置します。
ストロボの場合はアシスタントがいないと難しいですね。
この場合はストロボと天井全面が光源となりますので、
モデルとレンズの中間辺り上方に黒レフを設置します。
ストロボの場合はアシスタントがいないと難しいですね。
有難うございました。とてもよくわかりました。これからも良い記事お願いします。
ハレ切りですが、天井にA4の黒い紙をのれんのように貼りました。
しかし、今新しいデジカメが多く出てますが、D90で、これだけの写真が撮れるなんて凄いです。画素数とかではなく腕ですよね?
私も5Dのままです。。。
ハレ切りですが、天井にA4の黒い紙をのれんのように貼りました。
しかし、今新しいデジカメが多く出てますが、D90で、これだけの写真が撮れるなんて凄いです。画素数とかではなく腕ですよね?
私も5Dのままです。。。
2012/09/27
(木) 17:11:52 | URL | しろうと #-[ 編集]
(木) 17:11:52 | URL | しろうと #-[ 編集]
色々工夫されているようで何よりです。
遮光ロールスクリーンを背景保持用のパイプにビス止めして使うこともあります。
ただ、ロールスクリーンは基本的に黒が売っていないので、ダークブラウンを使っています。
ニトリさんのが安くて高さも調整しやすいです。
5D良いカメラですね。
私もそのうちフルサイズにとは思っているのですが、
D70とD90のまま現在に至っています。
画素数よりもライティングのほうが遥かに重要であることは明らかだと思います。
遮光ロールスクリーンを背景保持用のパイプにビス止めして使うこともあります。
ただ、ロールスクリーンは基本的に黒が売っていないので、ダークブラウンを使っています。
ニトリさんのが安くて高さも調整しやすいです。
5D良いカメラですね。
私もそのうちフルサイズにとは思っているのですが、
D70とD90のまま現在に至っています。
画素数よりもライティングのほうが遥かに重要であることは明らかだと思います。
イラストに「ハレ切り」を追加しました。


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