

機種 : FinePixS2Pro
レンズ : AiAfZoomNikkor24-50mmF3.3-4.5
露出制御モード : マニュアル設定
ISO感度 : 100
オリジナル撮影日時 : 2005:08:26 14:41:18
シャッタースピード : 1/32秒
レンズ絞り値 : F16.0
対象物の明るさ : EV7.8
露光補正量 : EV0.0
自動露出測光モード : スポット測光
光源 : 日陰
フラッシュ : オフ
レンズの焦点距離 : 24.00(mm)
ロケ地 : 神戸市中央区 春日野付近
高いビルを撮る時はフレームに太陽を入れたい。
(太陽の撮影はCCDを痛めるのでリスクを承知の上で撮影下さい)
人は太陽が高い位置にあると思っているらしいので、
太陽よりも高い建物は相当高く見える。
実際にはカメラが建物に近付くことによって、
必ず建物は太陽よりも高くなる。
どんなに低い建物でも、
自分より高い建物であれば太陽の高さを越えるわけだ。
更に太陽を小さく見せることで建物を大きく見せたい。
そこで部分NDフィルターや偏光フィルター等を使わずに、
太陽の明るさを調節する方法がある。
ちょうど太陽が隠れるかどうかという位置に立ち、
数ミリ単位で立ち居地を左右に移動すれば、
入射する光量を自在に操ることができる。
(まぁ当たり前ですけど)
光が多すぎる場合はゴーストも出やすく、
フレアによって太陽が大きく見え、
その結果、建物が小さく見えてしまう。
下の写真に木が写っていなかったら、
おそらく建物は小さく見えるだろう。

オリジナル撮影日時 : 2005:08:26 14:41:30
他データ同上
(太陽の撮影はCCDを痛めるのでリスクを承知の上で撮影下さい)
人は太陽が高い位置にあると思っているらしいので、
太陽よりも高い建物は相当高く見える。
実際にはカメラが建物に近付くことによって、
必ず建物は太陽よりも高くなる。
どんなに低い建物でも、
自分より高い建物であれば太陽の高さを越えるわけだ。
更に太陽を小さく見せることで建物を大きく見せたい。
そこで部分NDフィルターや偏光フィルター等を使わずに、
太陽の明るさを調節する方法がある。
ちょうど太陽が隠れるかどうかという位置に立ち、
数ミリ単位で立ち居地を左右に移動すれば、
入射する光量を自在に操ることができる。
(まぁ当たり前ですけど)
光が多すぎる場合はゴーストも出やすく、
フレアによって太陽が大きく見え、
その結果、建物が小さく見えてしまう。
下の写真に木が写っていなかったら、
おそらく建物は小さく見えるだろう。

オリジナル撮影日時 : 2005:08:26 14:41:30
他データ同上


この記事へのコメント
ヨネちゃんって、「光の魔術師」みたい・・・。
それより、このビルには「窓」がないんですか?
なんか不思議なビルだなぁ~と思ってみてました^^;
それより、このビルには「窓」がないんですか?
なんか不思議なビルだなぁ~と思ってみてました^^;
目の錯覚って面白いですねー!それを計算に入れてのフレーミング、参考になります。ところで太陽の右側に出てる7角形の光の玉?のようなもの。あれを写すコツってあるんでしょうか?よく太陽を物陰から出し入れして狙ってみるんですが、あまりうまくいきません^^;
(CCDが太陽の直射に弱いとは知りませんでした(汗
(CCDが太陽の直射に弱いとは知りませんでした(汗
グッチさんへ
光の魔術師だなんて、その通りです。(オイ)
このビルは南北の全面が窓で、
東西には窓らしい窓は無いのです。
南面の窓に太陽を反射させて撮っても面白いのですが、
建物の横幅がかなりあって、
その高さが強調されず、
この角度に決めました。
普通の面と不思議な面があるのですよ。
わんちゅうさんへ
直射でなくても明るいものには弱いですね。
CMOSも同様です。
どっちみち消耗品ですけどね。
「光」を撮りたい場合は2枚目の写真でしょうね。
多角形をした光の玉は、
「ゴースト」と呼ばれる現象の最たるもので、
小さな点も並んでいますが全てゴーストです。
ゴーストはフレアの一種で、
絞り込むことによって小さく濃くなります。
開放の状態では、
殆どのゴーストがフレームからはみ出す大きさで、
画面全体に薄くかかる状態になり、
その場合は「フレア」と呼ばれています。
7角形をしているのは絞り羽根の形状ですから、
大抵のレンズで5~8角形になります。
レンズシャッター式やホームビデオカメラでは、
菱形のものもありますね。
当然、開放や円形絞りのレンズでは、
円形や楕円形になります。
http://cameraman.blog14.fc2.com/blog-entry-12.html
各レンズメーカーは、
これを消す為に日々努力なさっていますので、
最近のレンズでは出難いかも知れません。
70年代以前のレンズでは、
もうええっちゅうねん!
ってくらい良く出ることも多いです。
最も強烈なゴーストは大抵光源の対角に出ますので、
1段絞り込んだ状態で、
光源の対角に暗い背景を選べば出やすいでしょう。
夜間に街灯を狙えば大抵出ます。
http://cameraman.blog14.fc2.com/blog-entry-59.html
極力絞り込んでも良好なゴーストを出すレンズもあります。
http://cameraman.blog14.fc2.com/blog-entry-56.html
絞込み確認レバー付きのカメラなら、
その位置や大きさを事前に知ることも可能ですが、
効果的に出すには経験と運が必要かも知れません。
でも結構面白いので是非挑戦してみて下さいね。
光の魔術師だなんて、その通りです。(オイ)
このビルは南北の全面が窓で、
東西には窓らしい窓は無いのです。
南面の窓に太陽を反射させて撮っても面白いのですが、
建物の横幅がかなりあって、
その高さが強調されず、
この角度に決めました。
普通の面と不思議な面があるのですよ。
わんちゅうさんへ
直射でなくても明るいものには弱いですね。
CMOSも同様です。
どっちみち消耗品ですけどね。
「光」を撮りたい場合は2枚目の写真でしょうね。
多角形をした光の玉は、
「ゴースト」と呼ばれる現象の最たるもので、
小さな点も並んでいますが全てゴーストです。
ゴーストはフレアの一種で、
絞り込むことによって小さく濃くなります。
開放の状態では、
殆どのゴーストがフレームからはみ出す大きさで、
画面全体に薄くかかる状態になり、
その場合は「フレア」と呼ばれています。
7角形をしているのは絞り羽根の形状ですから、
大抵のレンズで5~8角形になります。
レンズシャッター式やホームビデオカメラでは、
菱形のものもありますね。
当然、開放や円形絞りのレンズでは、
円形や楕円形になります。
http://cameraman.blog14.fc2.com/blog-entry-12.html
各レンズメーカーは、
これを消す為に日々努力なさっていますので、
最近のレンズでは出難いかも知れません。
70年代以前のレンズでは、
もうええっちゅうねん!
ってくらい良く出ることも多いです。
最も強烈なゴーストは大抵光源の対角に出ますので、
1段絞り込んだ状態で、
光源の対角に暗い背景を選べば出やすいでしょう。
夜間に街灯を狙えば大抵出ます。
http://cameraman.blog14.fc2.com/blog-entry-59.html
極力絞り込んでも良好なゴーストを出すレンズもあります。
http://cameraman.blog14.fc2.com/blog-entry-56.html
絞込み確認レバー付きのカメラなら、
その位置や大きさを事前に知ることも可能ですが、
効果的に出すには経験と運が必要かも知れません。
でも結構面白いので是非挑戦してみて下さいね。
ビルと上手くマッチしていますね。
夕方の光りでゴーストを写すと、色が付いて好きなんですよ。
でも、撮りすぎるとカメラを傷めるんですね。
最近、カメラの調子が何となく悪い気がするのはそのせいかな?
夕方の光りでゴーストを写すと、色が付いて好きなんですよ。
でも、撮りすぎるとカメラを傷めるんですね。
最近、カメラの調子が何となく悪い気がするのはそのせいかな?
丁寧な解説ありがとうございます><
自分のとった写真のゴーストを確認してみると5角形or6角形に見えます。つまり、絞り羽根が5or6枚ということですね?羽が多い方が真円に近くなるわけだからコストダウンの方法の1つなのでしょうね。色々試して少しでも偶然の確率が上がるように練習してみます!
明日から台風っぽいので晴れるまでお預けですが^^;
自分のとった写真のゴーストを確認してみると5角形or6角形に見えます。つまり、絞り羽根が5or6枚ということですね?羽が多い方が真円に近くなるわけだからコストダウンの方法の1つなのでしょうね。色々試して少しでも偶然の確率が上がるように練習してみます!
明日から台風っぽいので晴れるまでお預けですが^^;
misatoさんへ
CCDを酷使していると、
徐々にですがノイズが増えてきますね。
昼間でも色付きのゴーストは出ますが、
夜のほうがハッキリしますね。
わんちゅうさんへ
5枚というのは非常に少ないので、
おそらく6枚かと思います。
ニッコールレンズでは7枚や9枚が多いですね。
近頃は絞りの形状が円形になるタイプも多いです。
台風かぁ、心配ですね。
CCDを酷使していると、
徐々にですがノイズが増えてきますね。
昼間でも色付きのゴーストは出ますが、
夜のほうがハッキリしますね。
わんちゅうさんへ
5枚というのは非常に少ないので、
おそらく6枚かと思います。
ニッコールレンズでは7枚や9枚が多いですね。
近頃は絞りの形状が円形になるタイプも多いです。
台風かぁ、心配ですね。
なんだか嫉妬しちゃうぐらいどの写真も弾けてますね!
凄いです!
凄いです!
この手の広角撮りはアナログのほうが良いですね。
まだまだもっと弾けたいので頑張ります。
まだまだもっと弾けたいので頑張ります。
ヨネちゃんさんの写真は頻繁に光源入れてらっしゃいますよね。
光源入れたら弾けた写真が撮れるのでしょうか?
あと光源入れたときに注意することとかありますか?
絞り値この辺までとか。
あと上の写真って露出制御はマニュアルってデータなんですが、そこへんはやっぱ企業秘密ですか?(><)
質問ばっかですいません。
光源入れたら弾けた写真が撮れるのでしょうか?
あと光源入れたときに注意することとかありますか?
絞り値この辺までとか。
あと上の写真って露出制御はマニュアルってデータなんですが、そこへんはやっぱ企業秘密ですか?(><)
質問ばっかですいません。
基本的には、
各部分の露出を全て測ってから撮っているのですが、
被りの影響も加味する必要があって、
一概に数字では説明し切れないのが現状なのですが、
例えばこの写真の場合で言うと、
まず太陽が完全に見えない位置に立ち、
フレームの殆どにピルが入るようにして、
ビルだけに露出を合わせます。
その状態で撮るとビルが灰色になりますので、
そこから+0.5段オーバーにします。
ネガなら+2段くらいで良いと思います。
それから太陽が見える位置に戻って撮影します。
S2Proはスポット測光が出来ますので、
木の葉の緑が潰れないこと(-1.5段以内)や、
空の青が若干残る(+1段)ことも確認します。
太陽の露出は1枚目で+3段程度。
2枚目では測定範囲を超えます。
ネガの場合は、
一番重要な部分の露出を意識すれば良いと思います。
光源を入れるとレンズの底力が発揮されますので、
良く作り込まれたレンズでは弾けた感じになりますね。
各部分の露出を全て測ってから撮っているのですが、
被りの影響も加味する必要があって、
一概に数字では説明し切れないのが現状なのですが、
例えばこの写真の場合で言うと、
まず太陽が完全に見えない位置に立ち、
フレームの殆どにピルが入るようにして、
ビルだけに露出を合わせます。
その状態で撮るとビルが灰色になりますので、
そこから+0.5段オーバーにします。
ネガなら+2段くらいで良いと思います。
それから太陽が見える位置に戻って撮影します。
S2Proはスポット測光が出来ますので、
木の葉の緑が潰れないこと(-1.5段以内)や、
空の青が若干残る(+1段)ことも確認します。
太陽の露出は1枚目で+3段程度。
2枚目では測定範囲を超えます。
ネガの場合は、
一番重要な部分の露出を意識すれば良いと思います。
光源を入れるとレンズの底力が発揮されますので、
良く作り込まれたレンズでは弾けた感じになりますね。
詳細な解説ありがとうございました!!
しばらくは露出と絞りを変えながら光源入れて撮りまくってみようと思います。
ありがとうございました!!
しばらくは露出と絞りを変えながら光源入れて撮りまくってみようと思います。
ありがとうございました!!
色々やってみれば必ず結果が出ますので、
とにかくコツコツやってみて下さいね。
とにかくコツコツやってみて下さいね。
こんにちは
私が今悩んでいる所を ずばり懇切丁寧に解説してあって すごくうれしいです
この間から 太陽を捉えようとしてゴーストばかり出しています
よく読んで また挑戦します
私が今悩んでいる所を ずばり懇切丁寧に解説してあって すごくうれしいです
この間から 太陽を捉えようとしてゴーストばかり出しています
よく読んで また挑戦します
何だろ、真逆光時の露出かな。
参考になったみたいで良かったです。
ゴーストを自由に操れると面白いですよ。
参考になったみたいで良かったです。
ゴーストを自由に操れると面白いですよ。
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2008/09/09
(火) 12:12:19 | | #[ 編集]
(火) 12:12:19 | | #[ 編集]


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